ポゼッションサッカーを攻略 Vol.2
前回の記事の続きです。
今回、協力して頂いたフレンドさんはこちら。
総合値は特性込みで824
フォーメーションは4-1-2-3
中盤にアンカー1人と2人のOMFを並べた1番ポピュラーな形。3トップは右がWGのスターリングで左がSTのヨナス。
ヨナスがサイドではなく、やや内よりにポジショニングし、外側のレーンを左SBのアレックス・サンドロがオーバーラップによって崩すという攻撃パターンが多いです。
前回の検証で明らかになりましたが、相手チーム2人のOMFにSBが絡むビルドアップに対しては、インサイドハーフ2人とアンカー1人の計3人のセンターハーフを配置し、コンパクトネスを狭くすることで充分対応できますので、今回も4-3-3を使ってみたいと思います。
総合値は特性込みで833
フォーメーションは4-1-2-3
ショートパス
カウンター
攻撃エリアサイド
アグレッシブ
戦術オプション
フォーメーション重視
サポート距離 狭い
攻撃人数 普通
最終ライン 高い
コンパクトネス 狭い
守備人数 普通
という設定で挑みます。
気になる結果はというと、10戦して3勝4分3敗とやや期待外れに終わりました。ちょっと想定とは違う結果になってしまいました。
何故なのか?
試合をじっくり観察していて思ったことは、ボールを奪おうと人数をかけてプレスするも、空いているスペースにどんどんパスを回され、ゴール前まで攻め込まれてしまうケースが多いということ。
フォアチェックとアグレッシブを組み合わせることによる相乗効果を期待したものの、結果としては裏目に出てしまいました。
原因としては、この組み合わせの場合、選手達が本来のポジションを捨てて、ボールを奪いに出て行ってしまうため、後方に広大なスペースが生まれ、そこを使われて攻め込まれるということが考えられると思います↓
この画像では、相手の最終ラインでのボール回しに対して3人で囲んで奪いに行くも奪えないというシーンです。
特に、今回採用した4-3-3などは中盤の人数が3人しかおらず、相性が悪かったのかなとも思います。逆に中盤の人数が多いフォーメーションだとプレスが上手くハマる可能性がありますので、後日改めて検証してみたいと思います。
さて、流石にこのままでは攻略系ブログを標榜している以上終われません。
プレスからのカウンターというコンセプトは変えずにより良いシステムを模索した結果、アグレッシブからセーフティに変更することで守備が安定しました。
10戦して6勝4分0敗と1度も負けませんでした。
アグレッシブ設定時の得失点が14得点12失点、総シュート数が51対44、枠内シュート数が33対27だったのに対して、セーフティ設定時には13得点3失点、総シュート数が64対22、枠内シュート数が41対15と大幅に守備が改善されたことがわかります。
正直、ここまで大きな差が出るとは思いませんでした。
セーフティだと無闇にボールに食いつかず、それぞれのポジションを守りながら一定の距離間を保って守備ブロックを作るという守り方になります。
なので、相手チームの前後左右へのパスワークに対して振り回されず、高い位置を保って待ち受け、ボールが近くの選手にきた時に一気に距離を詰めて奪うというやり方が上手くハマったように感じました。
相手からすると、攻めどころがないという感じでしょうか。
ディフェンスラインは強気に高いに設定していましたが、裏を取られてあわや失点というシーンはほぼ皆無でした。
下の画像は、ボールをキープしているデフライに対して無闇に食いつかず、ルーカス・モウラが一定の距離を保っているシーンです。
こんな感じですね。
今回、当初の想定とは違うシステムで勝ちパターンが見つかり、改めてウイクラ の難しさを実感しました。
ですが、高いラインでコンパクトネスを狭くし、中央に追い込む。そこからセーフティで一定の距離を保ってプレスをかけ、ボール奪取からカウンターを狙うというやり方は色々な場面で有効活用できそうな感じがしますので、自分なりにアレンジしてもらえればと思います。