守備タイプ
まず始めに守備タイプについて考えていきたいと思います。
守備の設定は大きく分けると、フォアチェック、リトリート、アグレッシブ、セーフティの4つから選択する事ができます。
この4つの中からどれを選択するか、好みが分かれるところですが、守備の場合、こちらがこう守りたいと思っていても相手がそれに合わせてくれるとは限りません。
現実のサッカーなんかもそうですが、いかに相手のストロングポイントを抑えて、機能不全に陥らせるかというのが大事だと思いますので、守備の設定については固定せずに相手によって変化させる必要があると感じています。
守備タイプがフォアチェックの場合、できるだけ高い位置でボールを奪おうとするため、FW、MF、DFの3ラインがボールを奪おうと前へと積極的に出てきます。
また、相手ボールになると、すぐに複数人で取り囲み、ボールを奪おうとするので、ハマるとワンサイドゲームの様な展開になる事もあります。
その反面、DFやMFの選手達が自分のポジションを空けて前へと出てきますので、ボールを取りきれなかった場合、フリーの選手に抜け出されてしまい、ゴールを決められるなんていうシーンも多々あります。
下の写真はフォアチェックに設定している時に、相手チームが中盤でボールを回している時のポジションマップになります。こちらのフォーメーションは4-3-3のフラットです。
全体的にポジションは高めですね。
こちからの3枚のMFの選手の内の1人が相手チームのボールホルダーにプレスをかけているのがわかります。
反対にこちらの写真は、同じ条件の試合でリトリートにした時のポジションマップになります。
フォアチェックと比べると、だいぶ低くなってますね。
また、3枚のMFもボールを保持している相手の選手に対して、食い付かずにブロックを構えて待ち受ける様な動きをしています。ちょうどタイミングよく表示されていますが、FWの選手がプレスバックして挟み込む様な守備になっています。(これはアグレッシブに設定している事と関係があります)
これで守備タイプによるポジショニングの違いがザックリとですが、わかって頂けると思います。
次回はプレッシングについて動きの違いを検証したいと思います。